お久しぶり。特に何も無いのに泣いてばかり居て面倒くさい。私は結構頭がいいから、みんなが必死に探究している世界の秘密とか宇宙の真理とか知っているんだけど、錘が無くなるとふわって浮いて死んでしまうから、仕方なくこんなふうなんだよ。などと言って余裕が無いです。足るを知れ、と繰り返していますが、寛容さが無限に広がっていると思い込んでしまって、広げられるだけ手足を広げようとしてしまうので、駄目なんです。
私の最も親しい友人が、16歳の頃に言った言葉「人と人とがどんどん疎遠になっていく様子を、自然にではなく、お互いにその作業を一つ一つ、動作や行動をスローに確認してゆく、ああ、こうやって他人になっていくのか、という日常に混ざる相対尽のものを、惜しんで悲しんで、それさえも大事に見届けようとしているような、ただ地獄絵図を見ているような、見させられているような、そんな気持ち。」そんな気持ち。そう言ったら相手は「そんなこと無いよ」と笑うんだろう。それにこんなことを言ったら、いよいよ手の届かないところまですべてが飛んで行ってしまう。どうにかしなくてはならない。なのに何も起こっていないからどうする手立ても無くて、涙ばかり出てくる。最近毎朝、不安で目が覚める。こんなのは私じゃない。スタン・ゲッツの甘い音楽の中で、あなたを抱き締めてあげたい。こんなのは私じゃない。