2013年9月28日

 会いたい人に会えないまま週末が終わる。私がこれまで犯した窃盗の対価をこんなふうに、愛の剥奪によって払わされているように感じる。しかし本当にそんな、因果応報だったらまだ救われるわけで、意に反して体がうまく動かない原因は、免疫力の低下。病院の帰りに赤いワンピースを買った。恐らく私が外に出る頃には、秋も融通が利かなくなっているんだろう。半袖だから、来年まで着られないのかな。どうでもいいな。ほとんど終わりかけの時間。どんどん鈍麻していって、私のこと忘れたら嫌だ。絶対いや。ほんとは大丈夫じゃなくあって欲しい。嘘です。

2013年9月26日

 みんな元気かしら。と想像する午前2時です。みんなというのは、かいこさん、すみこちゃん、町田のユリさん、ゆれるさん、一方井さん、幌さん、りなさん、藤崎くん、のこと。忘れられないよねえ。何しているのだろう。まあ今は寝ているか。大学行ったり働いたり、ぼーっとしたりしているんだろうか。私はあなたたちが私を知った頃から、どうしてなのか少しも変われていなくて、未だに絶望的な気持ちで生きています。まあ生きているだけいいのかも知れませんが。みんなつらくないと良いです。それと日々に何かしらの愛があって欲しいと願っています。それだけです。

2013年9月25日





 また病気している。どういうことなんだ。以下は元気だった頃の他撮り情報です。焼き鳥ウマウマである。


2013年9月22日

 2011年の9月が一番しんどかった。去年は何をしていたか覚えていない。と思ってわざわざ前のブログを見ていたが健やかに暮らしていた模様。ジジェクとバタイユにはまっていたのらしい。今年は2011年に次ぐしんどさ。夜はまだ起き上がれるけど昼がひどい。倦怠感と頭痛。秋だというのもあるけれど9.11が最も大きいと思う。12年前、私はフライト・アテンダントになりたいと考えていた。とても強く。それがあの、晴れたニューヨークの空に大きな煙の塊が浮かぶのを見て、夢を持っても無駄だし、もっと言えば、どんなに努力をしたって素晴らしい人間になったって、こんなふうに訳の分からない抗い難い力によって死んでしまうのだ、ということを(もっと幼い言葉で)感じた。
 その力というのは何もテロに限ったことでは無い。天災とか病気とか、寿命だってそう。あるいは自殺も。みたいなことを、特に大きな病気をしたことも無い東京に住む大学生が言っても失笑ものでしか無いのですが。事実私はまだどこかで世界に期待している。月曜日に好きな人と会うし、その次の日の給料日を楽しみにしているし、今年の秋冬はどんな洋服を買おうか考えたりする。それ以降になると想像がうまくいかないが、それは単に頭の悪さが問題なのだろう。でも「君はまだ世界と自分に期待しているんだよ。世界なんてほとんどジョークだよ」と言われたのはなんだか釈然としなかった。所詮おまえの悲しみなんてその程度のものだよ、って意味なんだと受け取った。多分間違っていない。いいよ。私は君の次の次に不幸だ。悲しみは何通りもあるが幸福は一つだけと決まっているのだ。今この瞬間も「誰が最も不幸か」を決めるための催しが地球上の至るところで行われている。そこにおまえは選ばれない。おまえだけは絶対。何があっても。だから悲しむことは赦されない。いつだって笑っていろ、と悪魔が囁く。死んで欲しくないいとしい人は、生まないのがいい。失いたくない運命の人は、出会わないのがいい。そこにおまえは選ばれない。おまえだけは絶対。

2013年9月13日

 今朝から寂しくて仕方ない。気を紛らわせるために、私がいちばんかわいいと思う椎名林檎の画像を載せます。早くボブよりこういうふつうの髪型が似合うことに気付いて欲しい。あとカラーコンタクトをすると白目の範囲が狭まりそれによって色気も喪失するということに気付いて欲しい。ほんとにこれかわいいな。見ている間、嬉しい以外の感情が湧かない。



2013年9月10日

 “see, thats why you wish i was there.” 秋は夏の焼け残り。新見南吉ふうに言えば、チョコレートの溶けなくなったところから冬が来る。

2013年9月9日


お誕生日おめでとうございます。ずっと憧れです。
>ありがとうございます。頑張りましょう。

お誕生日おめでとうございました。もう21歳なんですね。勝手に感慨深いきもちです。
>ありがとうございました。長く見て下さっているのか知らん。私を21歳にするような酷い世の中ですよ。

来年から東京で暮らすのだけど、東京は、どのようなカンジですか。落ち着ける場所は、ありますか。日夏さんに、会ってみたいなー。
>うーん落ち着ける場所というのは無いかも。21年間東京で暮らしてきましたが。でもその分、そういう場所を作り出そうとする人と沢山出会えるので、楽しいです。ぜひ会って下さい。

相変わらずすてき
>嬉しい。ありがとう。





 旅行第一弾終了。気の置けない人たちと過ごす日々は楽しかった。でも常時気怠くて眠ってばかりいた。民宿なので料理を自分たちで作った。まあ私は料理が下手なので寝ていろと言われ寝ていたが。友人たちの作ってくれた焼き茄子と手打ち饂飩が非常に美味しかった。あとサングリア。紅茶のシャーベットも幸せだった。
 帰宅してすぐ寝てしまい、さっき目覚めたところ。last.fmで見付けたFrozen Silenceという人の曲を聴いている。とても良い。ピアノの音は朝の特殊な静けさとうまく溶け合うから素晴らしい。こんなふうに夜明けを迎えると、何も無いという事実がこの上無い幸運に感じられてくる。それにしても何たる虚無感。今度は自分が手放される側になるのだろう。雪か何かみたいに。空は灰色、秋が透き通って心地よい終わりが見えてくる。風が吹かなくたって、両手は必ず私を支えてくれる。われわれはみな落ちる。

2013年9月6日

 バーは総じて暗い場所だがそれにしてもここは暗い、とAは思った。3杯目のマリブコークは氷が溶けて薄茶色い水になっていた。友人のMは今朝恋人と喧嘩をし、それに関する謝罪の電話を掛けるため席を外していた。よってAは一人だった。目の前の壁に丸い鏡が掛かっていた。顔を上げるとすぐに自分と目が合った。Aは鞄から本と煙草を取り出した。ライターが無かった。通りがかった店員を呼んでライターの有無を尋ねた。「マッチならありますが」不愛想な店員はそう言ってどこかへ消えた。彼はすぐに戻って来た。Aは左の手のひらを上にして差し出した。店名が印刷されたマッチ箱はその上には置かれなかった。店員はまるでAの手など見えないかのように木のテーブルの上に直接それを置いた。Aは煙草に火を着けて本を開いた。本の中で二人の若者が一人の老人を滅茶苦茶に叩きのめしていた。
 間も無く本は読み終わってしまった。煙草はあと4本残っていた。Mが戻って来る気配はまるで無かった。Aは次の煙草を口にくわえた。あと3本。煙草が減るごとにAの中の考えるべき事柄も消えていった。われわれが明らかにしておくべきことと言ったら、Mはもっと早くこの暗い地下へ戻って来るべきだった、ということだろう。もうここには何も残されていなかった。あるいは何もかもが無くなる予感だけがあった。

2013年9月5日

 一番下にリンク集作った。fc2のアカウントがいよいよ不要である。お手持ちのスマートフォンからは多分見られない。未確認なので何とも言えない。手順としては「へーこんな本や映画、音楽が好きなのだなあ」→「こんばんは!とてもコーショーでソフィスティケイトされたゴシュミをお持ちですね。愛しています、エイメン」がよいでしょうね。アイポッドをプレゼントされて即last.fm始めてしまった。愉快。みんなやっていないのだろうか。
 明日から3日間旅行。どこに行くのか聞くの忘れた。より正確に言うならば、言われただろうけど聞いていなかった。すぐワーイの馬鹿である。そのあと帰ってきて1日ぼうっとして温泉行く。8月週5でバイトしていた人間の予定とは思えない。うれしー。