Ni avec toi, ni sans toi
アルバイト先の忘年会だったが、途中で引き返した。駅前のバーで山崎を飲みながら、「ロリータ」を読み、さっき帰宅したところ。一人で出来る楽しいことを知り尽くしているので、それを超えるものでないと体が動かない。ナボコフの言葉より面白いものなんて精々が愛くらいだろう(つまりどんなに素晴らしい言葉遊びも、明日と同じであろう愛には勝らない)。あなた方の口に注がれるべき最後の一滴は、ウイスキーでは無く、恋人の接吻である。
きっとどうにもならない気持ちは、その在り様に反するんだよ。君はとてもキュートなんだから、何も不安がることは無いよ。