2014年8月25日



 二枚目は先日友人と行ったとしまえん遊園地のエルドラドという、1903年にドイツ人が作ったらしいメリーゴーランドの写真。としまえんは幼稚園児かヤンキー崩れしか居なかった。真ん中に太い柱が立っていて、そこから数十個のブランコがぶら下がっており、10メートルくらいの高さまで上がって回転する、みたいなアトラクションがあって、われわれ以外みな幼稚園児だった。作り物めいた真っ青な空に少しだけ近いところで、ちいさな子供たちがみな一様ににこにこしながらブランコに乗って高いところをくるくる回っている、その様はこれまで見た何よりも平和で幸福ですべてが調和していて、ライ麦畑のキャッチャーになったような気分だった。
 あとディズニーランドは一つのアトラクションに複数名の従業員がついて様々の役割を分担しているのに対し、としまえんは人件費削減のためか基本的にワンマン運転で、チケットの確認からアナウンス、出口への案内など何から何まで一人でやっている。そのためかアトラクションの私有化が進んでいて、BGMがYUKIやSuperfly、アナと雪の女王のやつ(これはテーマパーク的だと思ったが、一応ライバル?のディズニーのだけどいいのか?と思った)、サイケデリック・ロック、ビヨンビヨンという音が流れ続ける陰鬱なヒップホップ、都会の夕焼けみたいな小洒落たヒップホップなどアトラクションの雰囲気を完全に無視したものばかりだったのが気になった。